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中國古代の法·政·俗(工藤元男 先生 退休記念 論集編輯委員會 編)
저자工藤元男
출판汲古書院
작성자HK+관리자
작성일2021-10-19 14:44:50
조회수1089
책소개
本書『中国古代の法・政・俗』は恩師工藤元男先生が二〇二〇年三月をもって早稲田大学文学学術院をご退休なされるのを機に、先生のこれまでのご研究を記念し、また薫陶を享けた者たちが僅かなりともそのご学恩に報いるべく編んだ論文集である。したがって、執筆者は一九九七年四月に工藤研究室が始まって以来、先生にご指導いただいたことのある門下生(現役の大学院生も含む)が中心となっている。一方、先生は二〇〇〇年度に学内に長江流域文化研究所を立ち上げられてから今まで、所長として四川大学芸術学院や武漢大学簡帛研究中心と連携して日中共同研究を進めてこられたが、その共同研究に関わられた先生方からもご寄稿いただくことができた。さらに、先生のご著書『睡虎地秦簡よりみた秦代の国家と社会』は後に中文翻訳・刊行されたが(『睡虎地秦簡所見秦代国家与社会』上海古籍出版社、二〇一八年九月)、そこに関わられた先生方からも玉稿を賜った。結果、本書は先生の玉稿も含めて十八篇の論文を収録し、各論文で扱われる時代は新石器時代から明清・現代にまで及び、分野も多岐にわたる論文集となった。
本書に収録された論文が、時代・分野においてかくも広範囲に及ぶ内容となったのは、とりもなおさず先生のご研究・ご教育の成果の一端であろう。周知のように、先生のご研究は、睡虎地秦簡を始めとする出土文字資料をもとに“中国古代の法と習俗”を解き明かさんとするものであるが、そのうち法制史研究は武漢大学との戦国~秦漢時代の簡牘資料の共同研究に、「日書」研究(特に禹についての神話・伝承へのご探究)は四川大学との羌族や白馬チベット族の民族調査および宝墩遺跡など新石器時代の城址遺跡の考古調査へも繋がっていった。このようにご研究を展開されてきた先生の下であればこそ、その門下生は時代や分野にとらわれることなく、それぞれの興味関心に忠実に学び、かつ研究し得たのであり、本書の多彩さもその現れとご理解いただければ幸いである。
ところが、各論文のテーマが多様であることは、書名と構成をどうするかで編集委員の頭を大いに悩ませることにもなった。二〇一九年五月、先生に編集状況をご報告しに伺ったときにご相談し、いくつもの案が浮かんでは消えたが、先生のご研究を象徴する「法」と「習俗」に「政治」という分野を加えて『中国古代の法・政・俗』と題することで、十八篇の論文全てのテーマを包括し得ると見做し、構成はおおよそ時代順に先秦・秦漢・魏晉以後に三分し、それぞれ六篇ずつ配することになった。
本書は、比較的若い研究者の論文を多く収録しているが、これも『早稲田大学長江流域文化研究所年報』など、いつも門下生の成果を発表する場をつくることに気を遣われていた先生のご退休を記念する論集ならではと考えている。その意味では、本書は二十数年にわたる工藤研究室の在り方そのものとも言えるだろう。このような本書をもって先生の今後益々のご活躍を祈念し、序に替えたい。
출판일
2019년 12월 24일
자료소장형태
단행본